手始めにホ・オポノポノの書籍を何冊か買い込み読み漁りました。そこに書かれていたのは、ざっくり書くと次のようなこと。
この書籍を読んだとき「これは事実かもしれない」と思いました。私があの時感じた「箱」というのは、この潜在意識にある手放すべき記憶のことなのではないか? つまり、今私がやるべきことはこの「潜在意識のクリーニング」なのではないだろうか? ここに私の求めている答えがあるのではないか? そう直感しました。
この日から、私のホ・オポノポノライフが始まります。とにかく毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も(しつこい?笑)
4つの言葉を自分の心や体の痛むところや無くしたい記憶に向かって唱えていました。すると、本当に物理的な変化を体感するようになってきたんです。
実は、過去に患ったうつ病の影響で、このとき体がボロボロでした。肩も腰も痛みが酷くて、ひどいときは痛みで起き上がれないこともありました。足は少し歩くと激痛が走り、長く歩くこともできませんでした。はっきりいって体は老人でした(いや、この言い方は老人に失礼ですね)
ホ・オポノポノを生活に取り入れてから、どれぐらいかな、半年とかでしょうか??
気づけば明らかに体の痛みが減り、足の痛みが減り、相当歩けるようになっていました。腰が痛くて起き上がれない、なんてことはもうなくなっていました。明らかに効果がある、とわかりました。そして潜在意識をクリーニングする、ということがどれほど重要なことなのか、というのが身に染みてわかるようになりました。私はホ・オポノポノをずっと続けました。ずっとずっと密かにずっと続けていました。(ちなみに東京までセミナーにも行きました笑)
2013年。私の大きな分岐点となった年なのですが、私はこの年、10年間ずっと付き合っていた彼氏(私に「甘え」だと言った彼です)と別れ、仕事をやめ、今までの人間関係を全てリセットしました。
うつ病から回復して、スピリチュアルな世界に足を踏み入れたことを人に公表することはありませんでした。スピにハマってるなんていったら後ろ指さされるんじゃないかと怖かったからです。彼氏とも別れることなく、相変わらず「わがままを言わない女」を振る舞っていました。私は彼のこと尊敬していたし、気も合うし、彼には経済的な余裕がある。そして何より出会ったときに「この人と一生一緒にいたい!」「彼以上の人に出会うことなんてもうない!」って、本気で思っていたのです。彼との出会いは運命だと思ってました。だから「彼といるのが辛い」という思いに蓋をし続けて10年付き合っていました。別れるのが本当に怖かったんです。(未婚で30こえてましたしね)
こういう「自分の思い込みからくるしがらみ」を、ホ・オポノポノを続けることでどんどん潜在意識から手放していったんだと思います。私のその決意は、私が想像していたよりもあっさりと実現し、彼も仕事もなにもかも一気に全てなくしました。(ちなみに同時期に持っていたパソコン2台も一緒に壊れたんです。物質と精神の世界はリンクしてますね…苦笑)何もない自分って、情けないんじゃないのかなぁって怯えてましたけど、実際そこにあったのは突き抜けそうな「開放感」でした。
その後、私は2013年の誕生日に一人でタイへふらりと一人旅に出かけます。そのときタイの現地で思ったことは「私は昔と比べるとずいぶん変わったなぁ」と。「潜在意識」というものを知り、それを活用することは人生を変える力がある。これはもう間違いないことだ。そう確信しました。
ちなみにホ・オポノポノをしだして、身心の状態はものすごく改善しましたが、自分の直感やスピリチュアルな能力も同時に磨かれるようになりました。今まで「気のせい」と思っていたガイドとの会話(チャネリング)や、波動を読むという能力は確信をもって格段に上がっていきました。(といっても、この段階ではそれを仕事にしようとは微塵も考えておりませんでしたが)
以降、夢にトルコが出てきたから突如直感でトルコに行ったり、というような、過去の自分じゃ考えられないような行動を自分の感覚に従って選択するようになっていました。
私は新しい仕事をみつけ、新しい人間関係を構築しながら、相変わらずホ・オポノポノにも取り組んでいました。しかし、エネルギーの流れや繋がりを顕在意識で捉えられるようになったこともあり、そのうちホ・オポノポノでは少し物足りない、と思うようになりました。ホ・オポノポノの効果は抜群にあります。抜群です。実際今でもホ・オポノポノは続けています。ただ、ホ・オポノポノは玉ねぎの皮を一枚一枚向きながら、原因の核の部分に到達するような経路を辿るので、少し時間がかかるんですね。もっとダイレクトに核に辿りつく方法ってないのだろうか? と考えるようになりました。
そこで私は意識の覚醒を主軸においた潜在意識のクリアリング(クリーニング)を目的としたエネルギーワークを学ぶようになります。この手法を学んでから、徹底的に自分の潜在意識のクリアリングに取り組みました。リーディングとチャネリング能力を日常でもかなり使うようになり、もうこの時点で私にとって「スピリチュアル」なものは、昔のような興味のある対象物ではなく、ごく日常にある風景であり、当たり前のものになりました。過去生を見ることも、潜在意識をリーディングすることも、ガイドとチャネリングすることも、「当たり前」になり、あれだけ鼻息荒く見漁っていたスピリチュアルなブログなどに急速に興味をなくしていきました。
2017年ぐらいからでしょうか…「私がこんなに変化したんだから(過去の)私みたいに苦しんでいる人に、私がやってきたことを伝えたい。何か手軽な方法で潜在意識と対話する方法はないだろうか」と考えるようになっていました。
このときに出会ったのが、今私が潜在意識のリーディングツールで使用している、潜在意識を可視化するカード・ボイジャータロットです。このツールをネットで見つけたとき、画面から感じるそのカードの波動に興味津々になり、速攻大阪まで習いに行きました。そしてこのツールを使って他者にリーディングサービスを提供する決意をします。
2018年の3月、癒しフェアという大きなイベントに、ボイジャータロットカード仲間と出店させていただいたのですが、このときに「ああ、私、本当に、本当に、人生変わったんだ」と心底感動しました。彼氏に自分の本音を何一ついえず、やりたくないことをやり続け、毎日愚痴しかこぼしていなかったあのときの私はもうそこにはいませんでした。私はこのときにしっかり決めたんです。「もう自分を悲しませるような生き方はしない。自分を喜ばせることをもっともっとしよう」と。
その後、新しく出会った仲間たちとイベントをしたり、講座を開催したり、今までじゃ考えられなかったようなことがいっぱいいっぱい現実に起きて、本当に楽しくて、幸せで、生きていてよかった! あのとき死ななくてよかった! って、本当に思いました。
そして、その2ヶ月後の2018年5月。私の妊娠が発覚します。